お礼状における「末筆」の使い方と例文
ビジネスシーンのお礼状で「末筆」を適切に使用する方法を解説します。
メール作成のポイント
「末筆」とは「筆の終わりに」という意味で、手紙やメールの最後に追加の内容を書く際に使用する表現です。お礼状において「末筆」は、本文で伝えた感謝の内容とは別に、相手の健康を気遣ったり、季節の挨拶を添えたりする際に効果的です。「末筆ながら」と書き始め、その後に相手の健康や発展を願う言葉を続けるのが一般的です。ただし、重要な内容や本来の目的に関わる内容を「末筆」で伝えるのは避けましょう。また、カジュアルなメールでは「末筆」という表現はやや堅苦しく感じられるため、相手や状況に応じて使い分けることが大切です。
件名: 先日のご協力に対するお礼
株式会社サンプル
営業部長
鈴木様
お世話になっております。
株式会社テクノサンプルの山田太郎でございます。
先日は、弊社の新製品発表会にご出席いただき、誠にありがとうございました。
お忙しい中、貴重なお時間を割いていただいたことに、心より感謝申し上げます。
鈴木様からいただいた業界の最新動向についてのお話は、弊社の今後の製品開発において非常に参考になりました。特に、顧客ニーズの変化に関するご指摘は、現在企画中の次期製品の方向性を見直す重要な契機となりました。
発表会後、社内で早速ミーティングを行い、鈴木様からいただいたアドバイスを基に製品仕様の一部を修正することを決定いたしました。これにより、より市場ニーズに合った製品の提供が可能になると確信しております。
今後とも弊社製品へのご意見・ご指導をいただければ幸いです。
末筆ながら、季節の変わり目でございますので、くれぐれもご自愛ください。
貴社の益々のご発展と、鈴木様のご健勝をお祈り申し上げます。
2025年4月10日